[COLUMN] Bridge Note

2021/08/13

セミオーダー家具にできること ~ダイニングテーブル編③~

「セミオーダー家具にできること」

ダイニングテーブル編①、②では
テーブルの天板や脚の種類について
セミオーダーできる内容をお話させていただきました。

今回はさらに踏み込んで天板の塗装の種類、
アイアン脚の塗装について
それぞれの特徴やメリット、デメリットを
お話しいたします。

また意外と知られていない

「そんなところまでオーダーできるの?」

となるようなポイントもいくつかご紹介します。


 

・テーブル天板の仕上げ方を選択


テーブル天板の木材、種類の他に、
仕上げ方もお選びいただけます。

仕上げ方によってはその後の使い方、
メンテナンスの方法も違いますので
重要なポイントになります。

▶︎オイル仕上げ(左)、ウレタン仕上げ(右)

<オイル仕上げ>

自然由来の植物性のオイルを
木に染み込ませる仕上げ方法。
表面に塗膜をつくらないので、
木材本来のぬくもりのある質感に触れることができます。
使い込むほどに持ち主らしい味が出てくるのが特徴です。

また、水分によるシミが付きやすいため
コースターやランチョンマットのご使用をおすすめします。
しかし、後述の“ウレタン仕上げ”とは異なり
シミや汚れはサンドペーパーで
削り取るメンテナンスが可能です。
(意外と簡単で、ご家族で楽しんで行なってもらえますよ!)

・普段のお手入れ
基本は乾拭きでのお手入れですが、
固く絞ったふきんでの水拭きも可能です。
ただし、最後は乾拭きで水分を残さないように
拭きあげてください。
また、水分が付着したときは、
すぐに拭き取っていただくとシミを防ぐことができます。

※アルコールは、オイルの成分を溶かす性質があるため
使用できません。また、製品によってはアルコール以外の
成分も入っていることが多く、アルコール成分は飛んでも
天板にその成分が拭き取れず徐々に蓄積し、天板を
ベトベトにしてしまいます。



<ウレタン仕上げ>

透明なウレタン樹脂で
木材の表面をコーティングする方法です。
オイル仕上げに比べ、汚れや傷に強く
お手入れが比較的楽に行えるのが特徴です。
また、表面にツヤのある光沢が生まれます。

しかし、汚れや傷が付かないわけではなく
一度キズがつくと再度工場で修理する以外に、
修復が困難になることにご注意ください。

・普段のお手入れ
オイル仕上げと同様に乾拭きしていただくか
水拭き(固く絞ったふきん)で
埃や汚れを拭き取ってください。

 

・アイアン脚の塗装の種類


アイアン脚は形状の他に、
「塗装の種類」もお選びいただけます。

鉄そのものを楽しめる「素地」と
黒色に塗装したあと焼き付け加工した
「ツヤ消し」、「半ツヤ」の3種類です。



 


 
<素地+ウレタンクリア>


ありのままの素材にウレタンを塗装したもの。
キズや汚れ、色ムラ、サビなどがあり、
つなぎ目も目立ちますが
職人の手作り感や素材そのものの質感が好きな方や、
経年変化を楽しみたい方におすすめです。

 

<焼き付け (ツヤ消し黒)>


鉄に黒塗装してから焼き付けたもの。
マットな仕上がりではありますが、
鉄そのものの素材感は多少失われます。
素地に比べ、サビが目立ちづらいです。


 

<焼き付け (半ツヤ黒)>


上記のツヤ消しに比べ、
光沢感のある仕上がりもお選びいただけます。



お部屋のイメージや、組み合わせる天板に合わせて
お好きなものを選んでみてくださいね。


最後に「そんなところまでオーダーできるの?」
といったポイントをご紹介します。

・脚の太さ

▶︎40mm角(左)、50mm角(右)

脚の太さでも雰囲気は大きく変わります。
当初は50mm角の大きさのみの展開でしたが

「すっきりした印象にしたい」という

お客様の声にお応えして可能になりました。

 

・脚の取り付け位置


天板のどの位置に脚を取り付けるかも
ご指定いただけます。

テーブルの脚と脚の間隔を広く確保したい場合は、
天板の端寄りに取り付けたり、
“お誕生日席”に座られることが多い場合は、
少し内側に付けたりと
普段の使い方や、ご使用される椅子やベンチの
大きさに合わせて調整することができます。


できることがたくさんありますので
悩んでしまうこともあると思いますが
悩んで決めた家具には、必ず愛着が湧きます。
お客様にとっての最適な家具が見つかれば嬉しいです。


セミオーダー家具にできること ~ダイニングテーブル編①~
セミオーダー家具にできること ~ダイニングテーブル編②

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