[COLUMN] Bridge Note

2023/04/29

昔ながらの懐かしい!?ラウンジチェアたち

こんにちは、宮地です。


「懐かしい」っていう言葉。
よく聞く言葉ではありますけど、
「懐かしい」と思う感覚というか、
そう思う物や対象が世代や個人の趣向によって
まるで違う、って考えると、結構面白いですよね。

子供時代をどう過ごしたか、何で遊んだか。
おもちゃやゲーム、アニメなどで例えるなら、
ベーゴマ、メンコ、マジンガーZ
モンチッチ、ファミコン、機動戦士ガンダム
たまごっち、ロクヨン、犬夜叉
今だったら、switchや鬼滅の刃とかになるんでしょうか。

世代によって想いを馳せる対象は違うけど、
きっと心で思う感動や感覚は一緒なんだろうなー
と思うと、結構素敵だな、と思います。

私は1987年(昭和62年)生まれなので、
子供時代を10代前半まで、とすると
概ね2000年の前後数年、ということになります。
個人的に懐かしいと思えるのは、いろいろありますが、

砦を守る翼竜、バンジョーとカズーイ( 2 )、トライダガーX、
ハッチポッチステーション、j-phone(16和音)。

あたりですかね。コアですみません。
これらに反応する方はきっと同世代かと。
そして、きっと、私と良いお友達になれる気がします。



さて、今回は、モールドウレタンを使用した
流れる様なデザインが特徴のラウンジチェアをご紹介します。

モールドウレタンとは、簡単に言うと
「型を使って自由に成形が可能なウレタン素材」

硬質と軟質の2つのタイプがあり、
硬質ウレタンは主にフレームや骨格の役割、
軟質ウレタンは主にクッション部分の役割、
というように、性質によってその役割も明確です。

1950年代に登場した革新的な技術で、
型さえ作ってしまえばウレタンをそこに流し込んで
発泡させて成形させることができます。それにより、
以前までの木材やスチールを組み上げるだけの構造では
どうしても不可能とされてきた複雑で流動的なデザインも
大抵の形が実現可能になったので、商品開発の自由度が
飛躍的に上がった、という、当時としてはまさに
デザイン革命とも言える大きな情勢の変化でした。

日本では1960年代、高度経済成長期に
大衆食堂などでモールドウレタン製の椅子が普及しました。
成形が自由なのは先ほど書いた通りですが、それに加えて
木材やスチールに比べて軽量で、かつ強度は
それらに負けず劣らず、という有能ぶり。

ですが・・・。
当時、大衆食堂や待合室などで使われるのが
主流なこともあり、何よりコスト重視でしたので、
張地には安価でテカテカ、粗悪なビニールレザーが
採用されることが多かったそうです。

古くなるとパリパリに割れて中から黄色いウレタンが
剥き出しに・・・っていうアレですね。
今となれば、中身がすごいのに非常に勿体ない話です。

当店では、そういった椅子の型をそのまま使用した
チェアを、当店自慢の張地とスチール脚に変更して
現代風に調整して販売しています。

全部で3つのデザインのチェアを展開中ですが、
どれもモールドウレタンの特徴を活かした
流れる様なフォルムが魅力です。
脚はスチールですが、本体は全て
張地に包まれているので、選ぶ張地次第で
どんな雰囲気のお部屋にも合わせることができます。


脚の部分も必要に応じてカスタムできるので
キャスターを取り付けて取り回しをしやすくしたり、
足の長さを調整してテーブルやデスクに合わせた
高さに変更することも可能です。

本体のデザインは
用途に合わせた嬉しい3タイプ。
ひとつずつ順番に紹介していきます。

まずはコチラから。
商品名は「524」。フレームの型番号で呼んでいます。

524 ラウンジチェア  トラッド張 ダークグレー 
W440 D500 H740 SH450 (mm)


コンパクトなサイズ感が
複数並べても圧迫感を感じさせません。
体にフィットする形状なので、
体格の良い男性の場合、少し窮屈に感じるかもしれません。
そのためか、リモートワークなど、人によっては
長時間の使用が辛いと感じる方も居るかもしれませんが、
ダイニング用や、ちょっとしたデスク作業に
合わせる程度であれば全く問題ありません。

私もこちらのチェアを合皮で10年愛用しておりますが、
特段大きな劣化は見られず、現役バリバリです。
国産の高品質な合皮なので全く割れておらず、柔らかいまま。
手触りも購入当時と変わらずスベスベです。


つづきまして、「209」

209 ラウンジチェア モッツエスポア張 オリーブ
W630 D520 H730 SH450 (mm)


524に比べてやや大きめのチェア。
一般的なチェアに比べて幅広なので
ダイニング用として横並びで使う場合は
テーブルもそれなりの幅が必要になります。

開放感がある分、ゆったりと座っていただけます。
ダイニングやデスク用ももちろんですが、
元々が業務向けに設計されていることもあって、
ラウンジなどで使うように、パーソナルチェアの代わりなど
ややハードな使い方にも適しています。

ダイニングチェアと、しっかりくつろぐソファの
間くらいの感覚でしょうか。

最後に、「501」

501 ラウンジチェア ハイラルゴ張 オレンジ キャスター付き
W635 D600 H730 SH450 (mm)


感覚的なサイズ感では209と同じくらいですが、
肘置きとなる部分はやや低めなので、
座っている時に肘を置いてくつろぐ、と言うよりは、
立ち座りの時に手を添えて、
体重を支えるのに便利、といった具合です。

デザイン的にも用途的にも、デスクに合わせて
ご購入いただくお客様が一番多い印象です。

そのためか、今回ご紹介した3つのチェアすべてに
キャスターをオプションでつけられるのですが、
この501に付けられる方がほとんどです。


以上、
当店で販売中の3つのラウンジチェアたちでした。

木製の椅子とはまた一味違う座り心地なので
是非時差しに座り比べてみてくださいね。



それでは、また。

BRIDGE WORKS 宮地 康行
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