[COLUMN] Bridge Note

2023/10/27

-CORNICE-  「くらし」という枠組みの中に溶け込むテレビ台

こんにちは、宮地です。

実は、今日は私の誕生日でして。
36歳になってしまいました。
いや、「おめでとう」なんてそんな・・・(言ってない)

ところで、ふと思った疑問なんですが、
35歳とか36歳って、「アラフォー」になるんでしょうか?
これは個人的な感覚かもしれませんが、例えば
25歳の人に「私はアラサー」と言われても、少し違和感。
確かに四捨五入すれば30になるにはなるんですが、
なんか、「まだ早い」感がある、というか。
もう少し20代を楽しめばいいのにな、って思っちゃう。

とは言え、35歳の人が「私はアラサー」と言ったとしても
「もう若くないんじゃないの?」感が少々。
どっちでもない中途半端な感じが少しじれったいのです。
まぁ、どっちでもいいんですけど。


今回は、またまた広松木工から
ウッディなTVボード「コルニーチェ」を紹介いたします。

イタリア語で"CORNICE"とは「枠組み」の意。
人々の「くらし」の中には様々な家具が家族と
関わりを持ちますが、家族のくらしが様々なように、
家具もそれぞれの「暮らしの枠組み」を持つようになります。
どこに何を収納するのか、どう使うのか、誰がいつ使うのか。
タンス=収納、椅子=座る、という表面上の役割だけでなく、
愛着や思い出を担うというか、アルバムの1ページのような
枠組みがあると素敵だな、って思いませんか?

例えば・・・。


古い箪笥を開けると、子供の頃遊んでたミニカーがころり。
我が子に机一面貼られたシール、一枚だけ剥がさず残してる。
大きなソファ、左はあなた、右は私の特等席。


こんなふうに、同じ家具でも、それぞれの暮らしによって
その枠組みは微妙に異なり、生まれた枠組みの
積み重ねが愛着となり、やがて家具が「家族の一員」となる。

広松木工の「コルニーチェ」シリーズには
「枠組み」という言葉をキーワードに
そういった願いが込められているそうです。


コルニーチェ 210 TVボード ウォルナット材
W2100 D420 H420 (mm)


コルニーチェの商品情報はこちら


断面が正方形の角材で組まれたフレームを基本に、
シンプルながらも存在感のあるデザインが特徴的です。

収納部分の箱は非常に薄型でありながら、
それを支える脚はまっすぐ伸びる長い脚。
まるで空中に浮かんでいるかの様な
軽やかなデザインとなっています。

収納部分は大きく左右に2つに分かれていて、
シンメトリーなデザインになっています。
左が扉で、右が引出です。






扉のフレームにはガラスが埋め込まれており、
ガラスの表面にはウォルナットの突板を
貼り付けているので、扉を閉じた状態でも
リモコンの操作(赤外線)が通るようになっています。
それでも、前から見るとしっかりした板にしか
見えないのが何とも不思議ですね。

以前のブログでも書きましたが、これが突板の良い所。
無垢材ばかりに目が行きがちですが、
突板もしっかり仕事しています。

突板や無垢材についてのブログはこちら



脚元の構造にもご注目。
脚はフレーム同様、正方形の角材を使用。
細く軽いデザインながら、しっかりと立体感が出るように、
"CORNICE"の名の通りの構造になっています。
とはいえ、くどくもならないように、細めの脚を採用し、
箱に比べてやや内側に脚を配置してスマートさを演出。
かつ華奢に見えない絶妙なバランスになっています。


今回はこれで以上です。

他の収納家具と違って、「テレビ台」という名の
イメージのまま、割と用途が限られてしまう印象があります。
扉の中はデッキやゲーム機、引出の中はソフト類や周辺機器。
どうしてもテレビを置くだけの役割になってしまいがちですが、
あなたなら、どんな"CORNICE"にしたいですか?


それでは、また。

BRIDGE WORKS 宮地 康行
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