[COLUMN] Bridge Note

2025/11/13

念願の夢叶う!? Meteor350に乗りました。

こんにちは、宮地です。


今回は趣味回です。


久しぶりにバイクでツーリング、してきました。
私が個人的にずっと気になっていた
「ロイヤルエンフィールド」というメーカーの
「Meteor350」というバイクをレンタル。

ずっと乗りたかった。
過去に「Classic350」という兄弟バイクは
ディーラーで試乗した事はあったのですが、
あくまで試乗なのでしっかりとした乗り味は確認できず、
ずっと悶々としておりました。

今回は朝から晩まで予約してレンタルしたので、
気合いを入れて淡路島を一周してきました。


まずは今回の相方のご紹介。Meteor(メテオ)350です。
※なんかめちゃくちゃ長くなったので、淡路島での旅は次回に上げます。

「メテオ」と言えば、
私は1987年生まれ、先月で38歳になりました。
子供時代の全てをスーパーファミコンに捧げた世代です。

「メテオ」という言葉を耳にすれば
「ファイナルファンタジー4」というゲームに出てくる
魔法「メテオ」が真っ先に浮かびます。



「いいですとも!!」←名台詞



・・・ね?
(何の話やねん)





Meteor350 (ロイヤルエンフィールド)

今では排ガス規制の影響で珍しい空冷単気筒※のバイク。
※空冷とは、エンジンの熱を走行風で冷やすだけのシンプル構造なエンジン。
※単気筒とは、エンジンの中の「ガソリンが爆発する部屋」が一つである事。



空冷単気筒の何が良いかって、まずは見た目ですよね。

シンプルかつ昔ながらのエンジン構造なので、
見た目からしてレトロなデザインと相性バッチリなんですよ。
空冷ならではの冷却フィン、これこそが空冷エンジンの
機能美の象徴。水冷なのになんちゃって冷却フィンなのも
ありますが、正直あまり好きでは無い。

トライアンフの現行ボンネビルあたりがまさにそうですが、
ホントにもうなんかねぇ・・・


あれは許す ←

だって・・・格好良いんだもん。


・・・・話を元に戻しますが、
空冷単気筒のエンジン構造であれば、
最新の技術が詰まったバイクでも、
比較的レトロなデザインにしやすいので、
新車でもまるで旧車の様な雰囲気が味わえる。
※真の旧車ファンには口が裂けても言えません。

あと、独特の鼓動感ですね。
エンジンから感じる「ドッドッドッ」という
小気味良いエンジン音。そして、
走り出せば「スタタタタンッ」という
まるで地面を蹴り上げるかの様な軽快な音と共に
力強くバイクを前に押し出してくれる感覚。

その一方で、空冷の問題点は、その環境性能。
最新の排ガス規制をクリアするために、
排気ガスをしっかり処理するには色々と複雑な技術を
投入しなければならず、空冷単気筒はその逆な超シンプル構造。
そういう意味では空冷エンジンは今の時代には向かないので、
エンジンが大きくなればなるほど空冷エンジンの開発には
コストととんでもない技術が必要。各メーカーも作りたがりません。
空冷エンジンが今では希少な最大の理由ですね。


排気量は350cc (モンキーちゃんのほぼ3倍!!)
普通自動二輪免許で乗れる中では大きめのバイクです。

馬力は20.2ps/6,100rpmと、
排気量の割にはかなり非力に感じる数値。
実際のところはと言うと・・・。

正直「350ccにしては」高速域でもたつく感じは否めません。
そういう意味では数字通りの性能なのかな?
ただ、「非力」というよりは、どちらかと言えば
「パワーはあるけどシャフトが重いからもたつく」
って感じで、トルクは凄く感じます。走り出しの加速も登坂力も
申し分ありません。が、非常に低回転重視のエンジンなので、
高回転の領域は当然ながら得意では無いのでしょう。

高速道路で常に100km/hを余力を残して巡航するような
リッターバイクやアドベンチャーバイクのような
余裕を感じるバイクではないのは確かです。

とは言え、これは個人的に感じたことですが、
西宮あたりから淡路まで高速道路を
制限速度までしっかり使って走りましたが、
物足りないと感じた事は一度もありませんでした。
正直、250ccで馬力24psのスズキGSR250の方が
明らかに非力でした。所有していたので分かります。

結構ネットで
Meteor350は「非力」「高速道路は無理」という
書き込みをよく目にしていたので、正直
「実際はどうなんだろう」と気なっていたんです。

それは、もう、某かずきさんのセリフを引用しますが
「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」
ってやつです。しょうが無いんです。

所詮は中型バイク。400cc以下のエンジンの
バイクなんて本来こんなもんですよ。
Ninja400やCB400SFあたりが化け物なだけで。

その子が持ってる魅力で勝負させてあげてください。


「下道が1番気持ちよく走れる」という意見も多く、
これには私も大いに同意です。実際そうでした。
5速に入れて50~60km/hで流すと1番気持ちいい。

何よりも感動したのが、エンジンの鼓動感。
「ドッドッドッ」と小気味良いサウンドが
非常に心地よい。乗っていて幸せな気分になります。
いつまでも走っていたくなる。

モンキーちゃんも一応空冷単気筒なので、
ここは同様に気に入ってましたが、さすがの排気量。
心地よさが段違いでした。ごめんねモンキー!!


車重は191kgと、そこまで重く無く、取り回しも
比較的楽でした。決して軽くはないですが。

樹脂にメッキが一般的な日本のバイクに比べて、
ロイヤルエンフィールドはフェンダーやボディは
鉄やスチールらしいです。そりゃ重たいわな。





メーター周りは結構スッキリ。
タコメーターが無いのは若干残念ですが、
ギアインジケーターはやっぱり便利だった。
モンキーちゃんには無かったから、
「今何速だ!?」となるもどかしさから
開放されるストレスフリー。いいね。

右の小さな丸いモニターは画像では時計表示ですが、
本来は専用アプリ連動の簡易ナビだそうです。
今回はレンタルなので使用できずでしたが、
ロイヤルエンフィールドの専用アプリと連動してるそうで、
スマホをホルダーに固定しなくても矢印とそこまでの距離を
表示してくれるそうです。(○○m先、→、みたいな)
実際使うと結構便利だろうな。正確かどうかは分かりませんが。

夜はメーターの光り方がめちゃくちゃエモい。(撮り忘れました)
これだけで夜のツーリングが楽しくなります。





シートは上級グレードのためか、
バックレスト付きのオプションシートでした。

硬すぎず柔らかすぎず、適度な硬さがあって、
お尻が痛くなりそうな予感も正直しましたが、
10時から18時半までガッツリ乗っても
一度もお尻が痛くなりませんでした。さすが。

デザインもしっかりセパレートな感じで
レトロ感に一役買っています。
やっぱりこうで無くちゃ。


さてさて・・・

色々とインプレっぽいことを書きましたが、
総評は・・・100点満点で90点!!

後の10点は大本命の「classic350」に残したいと思います。
あるいは「classic650」か、最近発表があった「Bullet650」か
はたまたトライアンフの「ボンネビルT100」か・・・。


いつか大型免許を取得して、
ディーラーの試乗でもいいから
このあたりにも乗ってみたい。

いずれ何かしらのバイクを買うのなら、
その上で検討したいですね。


さて、このあたりで一旦終わりにしておきます。
次回は、いよいよ淡路島の旅の模様を
まとめたいと思います。


それでは、また。

BRIDGE WORKS 宮地 康行
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