[COLUMN] Bridge Note

2026/05/14

祝納車!! 新たな相棒 "Bullet350"

こんにちは、宮地です。


※今回は趣味回です。


前回のブログで、私の新たな相棒、
ブリット350が納車された話をしました。

前回のブログはこちら


今回は、新たな相棒であるブリットちゃんを
しっかりと紹介したいと思います。



ロイヤルエンフィールド  Bullet(ブリット)350
グレード:スタンダード
色:マルーン



パッと見て「現行車」とは思えないデザイン。
「旧車」でないことはさすがに分かるかとは思いますが
クラシカルな雰囲気は十分に出ていますね。

ブリット350が誕生したのは1932年。94年前です。
90年前にはもうすでにこのデザインの原型は出来ていて、
もちろん何度かモデルチェンジはありましたが、
うまい具合にクラシックな雰囲気のままで生産され続けています。

特に、「アイアンモデル」と呼ばれた世代のブリット350は
1950年代の設計にもかかわらず、2000年代後半くらいまで
「そのまま」の構造で製造され続けていました。
50年近くもの間フルモデルチェンジは無し。
これにはト○タのハイ○ースも裸足で逃げ出しますよ。
まるで「生きる旧車、シーラカンス」と言ったところか。

余談ですが、
「ロイヤルエンフィールド=故障が多い」というイメージは
このアイアンモデルが由来だと言われています。そりゃ壊れるわ。
50年も昔の設計図のままだったんだもの。

そんなアイアンモデルが一度生産終了してから十数年、
製造ラインの大幅な見直しを経て、2024年に
ようやくフルモデルチェンジを果たしたのが
私が購入した新型ブリット350というわけです。

インジェクションに、前後ABS完備と、
中身は新しいですが、古くてもいい所は古いまま。
灯火類やタイヤ、ホイールなんかがそうですね。

昨今の最新バイクには揃い踏みの
「なんちゃらシフター」やら「なんちゃらコントロール」等々、

そういう類の制御装置も一切搭載されておりません。
強いて言えばインジェクションくらいか。
「クラシックな雰囲気」が売りなら、問題はないでしょう。
カワサキ・W230(メグロS1)もそうですし。





先ほども軽く触れましたが灯火類は全てハロゲン、電球です。
LEDだと白っぽい光になるので、クラシカルな雰囲気には合わない。
という事で私としてはメリットとして考えております。

ヘッドライト上部のバイザーはオプションで付けてもらいました。
かわいいでしょ。眠そうに見える感じが私は好きです。

明るさもまぁ想定の範囲内。
ビカビカ明るくは無いが必要最低限という感じ。
モンキーちゃんのライトに比べればありがたい位だ。

ライトの上あたりにある、左右二つの小さいランプは
「タイガーアイ」と呼ばれるポジションランプ。
これがまた程よいクラシック感を醸し出してくれています。

恩恵はまだそこまで感じてませんが、
漏れ出す光が視界に入ってなんとも良い雰囲気。





ヘッドライトケースにマウントされたメーター。
私個人的にこの部分に特に惚れ込んでおります。
メーター自体は非常にシンプルなのですが、
ヘッドライトとの混合メーターは非常に珍しく、
この唯一無二な存在にグッときております。

アナログメーターは速度表記のみで、
下の小さな液晶部分に燃料計、
その下は時計と距離計とオドメーターを切り替えで表示可能。
近代的な部分は最小限に抑えられています。

液晶の左側がイグニッション、
右側にはロゴがマウントされていますが、
クラシック350の一部グレードはここに
「トリッパーナビ」と呼ばれる簡易ナビが搭載されているみたい。
「〇〇m先、→」的な最低限の表示ですが、
それがカラー液晶で表示されるみたいです。
「めちゃくちゃ近代的やないか」
とツッコミを入れたくなる部分ですね。

私個人的には不要というか、無い方が
より旧車っぽい(本物の旧車乗りの方すみません)ので
これがブリットにした決め手の一つになってます。
ナビがあったとて使いこなせる自信がありませんし。


ちなみに、




夜はこんな感じで非常にエモい雰囲気に。
しっかり光ってくれるので暗くても見やすいですよ。





ハンドルはクラシック350に比べてややアップ気味。
上半身がほぼ直立した状態で運転できるので、私としては
クラシックよりもブリットの方が好みです。

跨っていると、チラッとエンジンガードが見えて少し嬉しい。

操作系統は至ってシンプル。
左ミラー根元の右にある黒い四角はETCのセンサーです。
この下側にUSB充電の差し込み口が隠れるように付いてます。
スマホとかの充電に便利だが、私が使うことはほぼ無いでしょう。

セルスイッチは独特ですが、見てすぐ分かる構造なのは良い。
親指で左にクイっとずらすだけ。キルスイッチと併用。(右にクイっ)

ハンドル周りの質感は、正直少しチープです。
でもまぁ元々がクラシックな雰囲気のバイクなので、
逆に良い味を出しているとも言える。(と自分に言い聞かせている)



ちょっと太りましたクラシックなバイクにはこんな服装もよく合いますね。


ついでに乗車姿勢の話を。。
ステップの位置はやや前気味。
膝は直角に近い曲がり具合で、椅子に腰かけているかのよう。
腕はやや伸ばし気味ですが気になりません。
ただ、そうするとほぼ直立姿勢で座れます。
腰痛持ちの私にとってはこの姿勢が一番落ち着く。
肘を曲げるとやや前傾姿勢になりますが、
この辺は好みの乗り方でいいと思います。

シート高は805mm、やや高め。
厳しいと言うほどではないが、余裕でもない。
ふとした時には危ないかもしれません。
その時が来ないことを祈るばかりです。



足を伸ばしてみました。深い爪先立ちと言ったところ。


ただ、シートの先端は程よく切れ込んでいるので
思ったほどツンツンにはならない感じ?
小柄な方は是非試乗した方が良いかも。

デザインは変わりますが、
ローシートもあるので、20mm低くできます。
785mmか・・・モンキーちゃんよりちょい高いくらいか。
薄くなると言うことは、その分ウレタンが減るので
クッション性は確実に下がるでしょうが、
少しでも低くしたいなら一考の余地ありですね。

ローサスペンション(-30mm)もあるっぽいですが、
乗り心地とのトレードオフなので微妙かも。







オプションでエンジンガードを付けました。結構かっこいい。
転倒時や事故の時にエンジンやライダーの足を守ってくれます。
エンジン周りはバイクの心臓部。とても大事な部分ですし、
自分の体もそれ以上に大事なので、見た目も相まって採用。

かなり大柄で主張が激しいですが、
クラシックな見た目のバイクにとっては
結構良いアクセントになっていると思います。





スポークホイールがクラシカルな印象に貢献していますね。
掃除は結構大変ですが、マメにすればさほど時間はかかりません。
空拭きですが、前後ホイールで1回10分もかかりませんでした。
ガラスコーティング施工してもらったので、汚れは落としやすいのだ。
↑これが例の無料キャンペーンの正体だったりします。

ブレーキは前後ディスクブレーキ。
キャリパーは「BYBRE」という、ブレンボの中排気量向けの
派生ブランドらしいです。(「by brembo」ということらしい)

ガツンと効く、というよりはジワジワ効く感じ。
好き嫌い分かれそうですが、あんまり効きすぎても
ワインディングでは速度調整がしづらくなるので
私はこれくらいが好みです。言うてもしっかり止まれますよ。
少なくとも、このバイクのエンジン性能ならまず問題ない。
わざわざこんなバイクで爆走しないでしょ?

タイヤは「CEAT(シアット)」というインド製のタイヤ。
大丈夫?とよく言われてますが、多分大丈夫。(多分?)
メテオ350をレンタルして淡路島を一周した時も
シアットのタイヤでしたが、何も問題ありませんでした。
カーブも特に不自由なく曲がれます。

情報によると、耐久性重視の為か結構硬いらしく、
その硬さ故にタイヤが潰れにくいのかコーナーでは気になる、
という声が多いみたいですね。あと安い。
前後セットで1~2万円、という情報も。ほんと?

とりあえずこのまましばらく走ってみて、
シアットのタイヤの良し悪しも知ってみたいです。
そして、いつか国産のタイヤに履き替えてもみたいので、
その時はまた印象をお伝えしたいと思います。





見た目からして小ぶりなティアドロップタンク。
サイドについているエンブレムが立体的で
高級感が有って非常に好印象。素敵。
しかも左右でしっかり反転してます。素敵。

燃費はカタログ記載なし。
メテオを借りた時は満タン法で39.4km/Lでしたが、
全く同じエンジンを積んでいる事を考えれば
おそらく35~40を行ったり来たりではないかと。
また安定した実燃費が分かれば更新します。

タンク容量は13Lとやっぱり少なめ、ですが、
エリミネーターに比べて燃費は非常に良いので
航続距離としては500km近く、メテオほどではなくとも
十分な距離を無給油で走れます。素晴らしい。

指定ガソリンはハイオク。

ネットで「ロイヤルエンフィールドはレギュラーでもいい」
的な話を聞きますが、どうなんでしょうね。

インドのハイオクは、オクタン価が日本のレギュラー位だから
という理屈だそうですが、それも本当なのかどうか。

あくまで自己責任ですかね。
もちろん私はハイオク入れてます。





特筆すべきはこれ、この金色のライン。
「子持ちライン」と言われる大小一本ずつのラインです。
タンクだけでなくサイドカバーにも細いラインがあります。

なんとこれ、職人さんの手描きだそうです。
しかも、定規や型紙などを一切使わずフリーハンド。
一筆で一気に描き上げるんだとか。文字通り「筆」で。
筆の跡もしっかり見えて最高です。

なので、よく見ると



黄色い丸の真ん中。
微妙にラインが膨らんでいる部分があるのが分かりますか?
このブレこそが手描きである何よりの証。
「線がブレるのは嫌だ」という方もいるかも知れませんが
私はむしろこういうのにたまらなく価値を感じます。最高。

余談ですが、この手描きラインの職人さん。
ロイヤルエンフィールドの中で4人くらいしか職人が居ないらしく、
なんでも専門職の家族で成り立っている職人家系だそうで。

脈々と受け継がれる技術が自分の愛車にも
使われていると思うと、よりグッと来ます。





シートはやや硬めですが、座り心地は良いです。
ただ硬いだけじゃなく、「芯のある弾力性」って感じ。

長年ソファを販売している者からすると、
ウレタンの質は結構良いと思います。
高級ソファ、とまではいきませんが、
バイクのシートにしてはかなり良質かと。

新幹線や映画館などの座席に近い硬さです。
「長時間の着座を想定した硬さにしている」と感じます。

モンキーちゃんのシートはふっかふかでしたが、それとはまた
別の心地よさ。腰を優しく支えてくれている印象ですね。
半年前に借りたメテオと同じ感触でした。

一度4時間くらいほぼ休憩なしで走りましたが、
全くお尻が痛くならなかった。

いつか淡路島か琵琶湖を一周したい。
その時に真価が問われますかね。

タンデムシートまで続く一体型のシート。
クラシック350のセパレートシートにも惹かれましたが、
このタックロール風のシートも渋い。甲乙つけ難い。
シートが長いため、乗車姿勢も変えやすいので
こう言う点からもロングツーリングに向いてそうです。

タンデムシートも結構広め。硬さも同じくらい。
二人乗りも快適でしょう。ほとんどしませんけど。
グラブバーも程よいアクセント&使いやすい。






なんと、手描きラインはここにも。
ワンポイントではなく、ふんだんに描いてくれている。贅沢。
こんなに細くても綺麗に描けるんですね。繊細。

サイドカバーにも立体的なエンブレム。
しかも逆側にも。さらにこれも左右反転という。
1台に4型のエンブレム採用って・・・。
エンブレムだけでも結構なコストやぞコレ・・・。

サイドカバーはヒンジ式。逆側も同様の構造です。
バコっと外すタイプが多い中、ヒンジ式なのはありがたい。
「外したサイドカバーはどこに置くねん」問題がありますから。
大体地面に直置きするしかなくなっちゃうので。





サイドカバーを開けるとこんな感じ。
ETCの機械はここに入っています。(ボックス内の上側)
少し窮屈かな?でも他に行き場所が無いのと、
車体の外に丸出しになるよりは余裕でマシです。





エンジンはOHC2バルブ4ストローク空冷単気筒の349cc。
馬力は20.2PS/6,100rpm
トルクは27Nm/4,000rpm

エンジン特性についてはメテオ350の時に散々
書き連ねたのでそちらを参照ください→メテオ350のインプレ

ここでは簡単に感想を書いておきます。

とにかく鼓動感が素晴らしい。
というか、鼓動感と振動に全振りしたかのような、
徹底した低回転重視のエンジン特性なので
気持ちよくないわけがない。
その代わり最高速度や加速感が犠牲になっているので
ビュンビュン飛ばすライダーにとっては
「遅っ、何これ」で終わるバイクでもあります。
開発からこだわりが振り切ってるので、
賛否両論は当たり前なエンジン。

エンジンフィーリングもクラシック350とほぼ同じですが、
情報によると、やや角が取れたマイルドなニュアンスに
なっているみたい。正直違いは分かりません。

とは言え、めちゃくちゃ鼓動感が良い。
それに尽きる。やっぱりいいな。空冷単気筒。
走ってて本当に気持ちが良いんですよね。





クラシックとメテオには標準装備のシーソーペダル。
ブリットはオプションになるので変えてもらいました。
靴の甲を汚さなくて済むのでありがたいです。

画像左のペダルを爪先で踏んでシフトダウン。
逆に右のペダルを踵で踏んでシフトアップ。


インドではサンダルでの運転が当たり前なので
シーソー式が基本なんだとか。すごいですね。
角度を変えて考えれば、「革靴でも乗れる」ということなので、
スーツでツーリングも渋くて良いかも知れない。

まだ慣れないのが、右(シフトアップの方)のペダル。
停車しようと左足を下ろす時にたまにこれが引っ掛かる。
足をつこうとすると引っかかるので、
足の接地がワンテンポ遅れるんです。
何度か危うく立ちゴケする所だった。
これは早急に慣れなければ。意識して走ります。





サスペンションはやや硬め。
ただ、気になるほどではありません。
エリミネーターと感覚的には似てるかも。
走っている時に、道路の「大きめのギャップ」を
わざと拾いに行きましたが、若干腰に来ました。
もう少し柔らかいと嬉しいかもな。

マフラーはシルバーメッキのキャブトンマフラー。
これがまた良いですね。めちゃくちゃ渋い。かっこいい。

音も良質。乗っていると意外とマイルドに響く音。
後ろで聞いているとパンパンと弾けるような音。
ただ音量は静か。昨今の騒音規制ももちろんクリアしています。
純正なので当然と言えば当然ですね。排ガス規制も同様。



さて、こんな所で一旦どうでしょうか。
十分長々と語ったかと思いますがすみません。


また旅に出た模様やメンテナンス記録みたいなことを
ちょくちょく上げると思いますが
優しく見守ってやってください。

これからもブリットちゃんをよろしくお願いいたします。


それでは、また。

BRIDGE WORKS 宮地 康行
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