[COLUMN] Bridge Note

2024/07/01

ついに!ワークショップ開催!!

こんにちは、宮地です。


先日、Bavarderさんとのコラボ企画で本革端材で
コインケースを作るワークショップを開催しました。

以前にもこのブログやお知らせページでも告知してましたが、
ソファに使われた本革の端材を何かに活かそう、
という思いから誕生した企画です。

皆様には今回、こんなコインケースを作ってもらいました。

柔らかい本革の特徴を活かしたヒダが特徴で、
ヒダのおかげで開口部が大きく開く
コロンと丸くてかわいいコインケースです。

デザインは革製品ブランド"Bavarder"の職人でもあり、
企画・販売を手掛ける山岡智里さん。

ワークショップでも自ら講師としてご来店いただき
くわしく丁寧に教えてくださってました。


告知にて早くからご予約いただいた方もいらっしゃれば、
開催ギリギリに知ったにも関わらずご予約いただいた方も。

ご来場いただきましたお客様、
本当にありがとうございました。


今回は、開催いたしましたワークショップの
作業風景などをお伝えします。

今後も不定期ながら同様のワークショップを開催する
予定ですので、このブログを次回以降の
参考にしていただければ嬉しいです。


では、順に紹介していきます。

まずは端材選び。一見同じ革に見えても、
色や手触りなど、革によって風合いは変わります。

牛さんが生きていた頃の傷やシワ、血管の跡など
いわゆる「ナチュラルマーク」の出方も牛それぞれ。
中にはホクロのある端材も。好みが分かれるところですが、
お好きな端材を選んでいただきます。
あえてシワだらけの端材を選ばれた方もおられました。

Bavarderの山岡さん曰く、素材選びからできる
ワークショップは結構珍しいそう。

嬉しいご意見をいただきました。もっと言って


まずは、厚紙で作られた型紙に沿って革をカットします。
カットする前段階として、千枚通しの様な器具でなぞって
革にガイドとなる傷を入れていきます。



ガイドを入れた革を専用のハサミで切り抜きます。
切断面が歪になった場合、そのまま作品の表情として
現れてしまうので何気に重要度の高い工程です。


「カシメ」という金具付けの工程を行います。
先の尖った専用の器具をトンカチでトントン叩き、
革に小さな穴を開け、そこに金具やボタンを通し
「パチン」と圧着、固定していきます。




専用の大きな器具を使って、
コインケースの蓋となる部分のボタンを取り付けます。
重ねた2枚分の革の穴がずれないようにする必要があるので
皆様割と苦戦しておりました。
参加者様が成功するたびに皆様の温かい拍手が・・・。
優しい世界に宮地は涙がちょちょぎれます・・・。


つづいて、カシメ作業の後半戦。

またまた専用器具が登場。ペンチの様な器具で
上下からカシメを挟み込む様に固定する方法と、



このように、台座の上でトントンと
トンカチで叩いて固定する方法とがあります。

皆さんご自身がやりやすい方法で楽しんでおられました。

それぞれ、そこまで大きな力はいらないので
小学校高学年くらいからなら問題なく作れそうですよ。



カシメ作業も後半になってくると
かなり形になってきております。
皆様ワクワクが止まらないご様子で、
手を止めてスマホで撮影する方もおられました。



なんやかんやあってようやく完成です。
個人差はありましたが、ここまでで大体1時間くらい。

同じ物でも、参加された皆様の性格がよく現れており
それぞれ少しずつ違った仕上がりになっておりました。
達成感も相まって、より愛着が湧きますね。



今回はこれで以上です。

2日間、とても短い期間でしたが、
皆様には大変満足していただけたようで
非常に嬉しく思います。

まだまだ端材はあり、むしろ増えていきますので
ワークショップや、オリジナル雑貨の開発など
端材を生かす取り組みは引き続き行なって参ります。

また機会が来ましたら情報更新いたしますので
乞うご期待!!



それでは、また。

BRIDGE WORKS 宮地 康行
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