[COLUMN] Bridge Note

2023/05/28

時間を知らせるだけじゃない? お部屋を飾る掛け時計たち その2

こんにちは、宮地です。

雨が続いていますね。
しとしと降る雨を窓から眺めるのは好きですが、
外出先で振られるのは嫌ですよね。わがままですね。

雨といえば、水は地球上で循環を続けていますよね。
海の水が蒸発して上空で凍って浮かぶことで雲になり、
それが溶けて雨として落ちてくる。
山の上に降った雨が湖や川となり、また海へ降りていく。

水の循環はざっくりとこんな感じらしいですが、
水の分子自体は何億年もそのまま変わらないので、
地球で水が誕生してからずっと循環しているそうです。
我々が飲み水や食事として口にする水分も含めて色々な
生物の体内を何度も通過した水分子も少なくないとか。

飲み水としてはもちろん、血になり肉になり、
動物の身体を形作る要素として水は欠かせないので、
色々な生物や物質の一部を経てきた水分子を
私たちは口にしたり、体内に留めていることになります。
水だけでなく、タンパク質とかもそうかもしれませんね。

どこかで読んだのをふと思い出したので書いてみました。
※諸説あるかもしれませんので、気になる方は調べてみてください。

もしかしたら、聖徳太子や織田信長などの
さまざまな歴史上の人物の体内にあった物質も、
私たちの誰かの中に今あるかもしれませんね。
なんだか強くなったような気がします。(?)

そう考えると、少し浪漫を感じませんか?
って、宇宙みたいな壮大な話になってしまいましたね。

さて、今回は掛け時計のご紹介第2段ということで、
当店で展示中の掛け時計をいくつか紹介いたします。


まずは、こちら。

バス時計 

その名の通り、昔のバスの車内で使われていた掛け時計です。
昔のバスの設計上、外気が車内に侵入するため
砂埃が舞っても時計の内部に侵入しないように、
防塵設計がなされています。


左側の大きなつまみで時間を調整・・・と、思いきや?



パカっとフタが開き、中には見慣れたムーブメントが。

黒い外周部分はゴムのような柔らかい素材でできており、
蓋をして密閉することで砂埃の侵入を防ぎます。
さっきのつまみはそれを固定するネジだった、
・・・というわけです。

室内での使用はもちろん、ガレージや駐車場などの
砂埃にさらされるような場所でも使用できますので、
用途の幅が広がります。
※防水ではありませんので、雨よけの無い屋外や
お風呂などでは使用しないでください。


レトロでノスタルジックな雰囲気がとても
魅力的な時計です。
防塵機能を活かすかどうかは別にしても、
十分お部屋の雰囲気作りに貢献してくれることでしょう。



続いては、こちら。

eki クロック    デザイナー:五十嵐 威暢

札幌駅のコンコースの駅時計のデザインを
そのまま掛け時計にした商品です。

放射線状に数字を配置するデザインながらも、
下から見上げても時計が見やすいように、
半分から下の数字も全て上向きにデザインされています。



ホワイトの他にブラックもございます。

どちらの色も札幌駅構内に設置されていますので、
もしも札幌駅に行く機会があれば是非見てみてください。



続いては、こちら。

kime ウォールクロック  S ・ L 
デザイナー:小林 幹也

家具デザイナーとしても抜群の評価を得ている、
小林幹也氏のプロダクトです。

北海道旭川。日本でも有数の家具産地である旭川の
工場で作られたkime シリーズ。
この「きめ」という言葉は木材表面の質感を表す
「きめ(木目・肌理)」という言葉が元になっており、
きめの魅力を現代社会にお届けしたい、という想いが
込められています。
※一部デザイナーさまのメッセージより引用しています。

余計な装飾が無いので、
文字盤に広がる木目の美しさを
ありのまま楽しめるデザインになっております。

木の温もりに溢れたお部屋に溶け込ませてもよし、
逆に木の要素が全くないお部屋に際立たせてもよし、
どちらの使い方でも、kimeの魅力を存分に発揮できる
と思います。



続いては、こちら。

HK HOROクロック   


鎌倉で作られた琺瑯製の大きな時計です。
直径340mmとやや大きめのサイズで、
奥行きは70mmとさらに分厚い存在感抜群のアイテムです。


分厚い盤面が琺瑯の存在感を引き立たせます。
琺瑯が醸し出す独特の光沢も◎


当店では、アイアンのアイテムが溢れるエリアに
掛けています。なかなか良い雰囲気に仕上がっております。

大きくて枠も肉厚なので、一見すると
使い所が難しく感じるかもしれませんが
勇気を出して(?)掛けてみると、
意外とどんな所でも合わせられます。


最後は、こちら

Quaint クエィント  

古い時計塔の文字盤をイメージした掛け時計です。
素材は真鍮で、富山県高岡市の伝統工芸「真鍮鋳物」と
特殊な着色技術によって独特の素材感を演出しています。


文字盤の出っ張った部分と外周の端だけを削り
磨き上げることで本来の真鍮の金色を露出。

着色された色と真鍮本来の金色とのコントラストが
素材感を上品に引き立てています。

強烈なインパクトがある時計ですので
何も無い白壁はもちろんですが、
打ちっ放しコンクリートの壁や
エコカラットなどの個性の強い壁面にすら
場合によってはアクセントになってしまう
底力を秘めています。


とは言え、盤面の構造・デザイン自体は
非常にシンプルなので、いやらしい主張は皆無。
先ほどお伝えしたように、何もない白壁に
取り付けても、全くくどくなりません。

「どこに使っても上品なアクセントになる」
これがクエィントの最大の魅力だと思います。

合わせ方によって大きく化ける時計ですので
壁にワンポイントかつ強力なインパクトが欲しい
という場合にはまさにうってつけな時計です。


これで今回の時計の紹介は以上です。

結局、当店で展示している時計のほぼ全てを
紹介してしまいました。

時計は、時間を知る為だけにあるわけではありません。
腕時計程ではなくても、ある程度ファッション的な要素や
モチベーションを上げるような用途でもお部屋に
飾ってあげても良いと私は思います。

そうやって飾っているうちに
お部屋にすっかり馴染んで、
いつの間にかなくてはならない存在に
なってくると、とても素敵ですね。



それでは、また。

BRIDGE WORKS 宮地 康行
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