[COLUMN] Bridge Note

2023/03/15

-影と光の融合- 照明作家・谷俊幸の世界 後編

こんにちは、宮地です。

皆様、映画は好きですか?
趣味というほどではないですが、
私もそれなりに映画は好きでよく観ています。
特に好きなのは、洋画のアクション系。
MARVEL系やスターウォーズよりも、
007やキングスマン、ホームズのような、裏社会系の
少しリアリティを残しつつも爽快なアクションが好きです。

邦画やディズニー・ジブリ系などのアニメ作品も
観ないことはありませんが、大好き、とまでは。
ついつい観ちゃうのはやはり洋画な気がしますね。


そんな私が一番最近映画館で観た映画は


「ワンピースFILM   RED」です。


なんかすみません。

でも、シャンクスめっちゃかっこよかった。
それは間違いない。です。はい。



さて今回は、前回に引き続き、当店にて展示中の
照明作家「谷俊幸」氏の作品紹介の後編です。

前編を読む

まずはこちら

"Don-2-wood"  ¥26,400(税込)※画像は谷氏HPより抜粋

桜の木の突板(木の板を0.数mmに薄く剥いだもの)を
PPシートの裏に貼り付けることで、光を当てた時に
木目をより一層際立たせることに成功しています。


※画像は谷氏HPより抜粋


下から見た画像。
天井や床にも幻想的な影が現れ、
際立った木目の美しさがより心を落ち着かせます。


続いては、こちら

"Kazaguruma"  (風車)  ※画像は谷氏HPより抜粋
ペンダントランプ ¥53,900(税込)
フロアランプ  ¥81,400(税込)


当店では、ペンダントランプもフロアランプも
両方展示しております。

お弁当箱や茶筒などで知られる「曲げわっぱ」という
秋田県に伝わる伝統工芸の技術が活かされた作品です。
秋田杉の板を熱湯の中で曲げながら形作るのですが、
曲げる工程は手作業なので、相当な指の力が必要です。
また、素材となる秋田杉を無塗装で仕上げるので、
秋田杉独特の香りと素材感を楽しめます。

このシリーズは、その「曲げわっぱ」の技法を用いて
谷氏本人が手作業で製造したものです。
以前谷氏が当店にご来店いただいた際に、
同氏の手を拝見させていただきましたが、
人差し指の付け根と親指の付け根の間の筋肉が
非常に発達しており、中にビー玉が入っているかと
思うほど固く膨らんでいたのを覚えています。

技術の積み重ねが身体に現れる、というのは
職人が確かな技術を持っている何よりの証です。
そういうの、私は大好物です。


続いては、こちら。

"Mocoro"  ¥41,800(税込)

行灯(あんどん)をイメージしたテーブルランプ。
ろくろで回転する木材をノミで掘り出して製造しています。

素材は鴨居や敷居などに使われる栂(つが)という木を使用。
傷の付きにくい塗装を施しております。


※画像は谷氏HPより抜粋

柔らかなカーブを描く9枚の木の板で構成されており、
隙間から漏れる優しい光が、見る人を暖かく癒します。

電球には専用の10cmほどの細長いLED電球を使用。
9枚の板から満遍なく光が漏れるように工夫されています。




前後編と2回に渡ってお送りしましたが、
当店にて取り扱いのある作品はこれで以上です。

いかがでしたか?
家具もピンキリありますが、照明器具もまた然り。
光による演出ひとつで、お部屋作りは大きく変わります。
むしろ、光無くしては、生活もままなりませんので、
照明器具にもこだわってみても良いのではないでしょうか。


今回のブログに使用した画像の多くは、
谷俊幸氏のwebサイトより
許可をいただいてお借りしております。

よろしければ下記URLからご覧になってみてください。
谷俊幸氏の全ての作品を見ていただけます。

谷俊幸氏のホームページはこちら



それでは、また。

BRIDGE WORKS  宮地 康行
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