[COLUMN] Bridge Note

2023/07/28

兵庫県たつの市が産んだ、上質で柔らかい本革「グランジ」

こんにちは、宮地です。


いよいよ!夏休みシーズン、到来ですね。
少年時代の私は、毎年の夏休みの為に生きてきた様な
ところもあった位、希望に満ちた嬉しいシーズンでした。
夏休みの宿題はギリギリまで持ち越すタイプでしたので、
算数や漢字のドリルは当然として、絵日記までもが最終日、
しかも「まとめて」書くという無意味っぷり。

当然、絵日記を書き始めた時点夏休み最終日なので、
それまでの日々の完璧な記憶などありません。

「公園に行った」「どこかに出かけた」
「買い物について行った」のような
当たり障りのない内容で埋めた記憶があります。

肝心の絵の部分が鉛筆の黒一色(HB)だったのは
言うまでもありません。

完成(?)した宿題を平気な顔をして
先生に提出していた自分が恐ろしい・・・。


先生、あの時はごめんなさい。



・・・さて、今回ご紹介するのは、
当店自慢の本革、「グランジ」について。
主にソファの張地として取り扱いしております。

現在展示中の商品では、
The sofaのノーマル肘タイプに
「グランジ」を使用しております。

The sofa 3P ノーマル肘 グランジ(キャメル) 、オークブラウン
W1980 D930 H850 SH420 (mm)




兵庫県たつの市で製造されているレザーです。
日本の軟水を使用して鞣(なめ)してあるので
しっかり厚さがありながらも非常に柔らかいのが特徴です。

銀面と呼ばれる、牛革の表面(←最も値打ちのある部分)
を型押しせずにそのまま使用しているため、
牛さんの生きていた証とも言える、血管の跡や細かな傷跡
シワやホクロなどもそのまま残されています。
それらは「ナチュラルマーク」と言って、多くの
本革ユーザーに重宝されています。
木材で言うところの「節」や「虫喰い跡」と同じですね。
以前のブログで紹介した、当店の「クラフト天板」が
まさにこの価値観と全く同じです。

表面には「ヌバック」と呼ばれる削り加工を施しており、
細かな産毛(うぶげ)のような起毛が特徴。
手触りが非常に滑らかで心地良いです。

アニリン仕上げという、本革表面の風合いを残す
自然な仕上げになっているので、
本革本来の味はもちろん、経年変化も楽しめます。



さて、これから2枚の画像をお見せします。
先ほど軽く紹介した、The sofaの本革グランジ仕様。
これの新品の画像と、程よい経年変化が起きている画像です。

上が新品のThe sofa。
下が2年経過したThe sofaです。


新品と比べてやや色褪せているのが分かりますか?
日光などによって色褪せが起きるのですが、
使い込むうちに徐々にこの画像の様に色褪せていきます。

画像のソファはまだ2年しか経っておりませんので、
まだまだ途中段階かとは思いますが、
これから更に表情が変わって行くでしょう。



今回はこれで以上となります。


皆様もぜひご来店いただき、
グランジの柔らかさと滑らかさを体感してみてください。
The sofaのふかふかな座り心地との相性は抜群です!



それでは、また。

BRIDGE WORKS 宮地 康行
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