[COLUMN] Bridge Note

2026/03/26

人生初カワサキ!? エリミネーター400SEに乗りました。

こんにちは、宮地です。



※今回は趣味回です。


実に4ヶ月ぶりに、バイクをレンタルして
日帰りの旅に出てきました。

今回の相棒は、
カワサキ、エリミネーター400SE。

しっかりとしたツーリングとしては、人生初となるカワサキ。
まだ20代前半の頃、ツーリング先で友人のエリミネーター250を
ちょっとだけ運転したことはありましたが、それは置いといて。

前回のバイク旅同様、
インプレ編と旅編とに分けてお送りいたします。


前編はインプレ編。
素人目線で書いていきます。
あくまで私個人から見た偏見で書きますので
良いと感じた所は「良い」と、
悪いと感じた所は「悪い」と、
分からない所は「分からない」と、

しっかりお伝えさせていただきますね。
すみません。

それでは、参ります。






カワサキ / エリミネーター400SE(2024年モデル)
車体価格:¥957,000(税込)
(メタリックフラットスパークブラック × メタリックマットダークグリーン)

↑噛み倒しそうなカラーリング名ですが、
要するにブラックとグリーンのツートンです。

エリミネーターと言えば黒(個人の感想です)
ですが、この色も全然アリ。かっこよかったです。

今回借りたのは「SE」、上級グレードですね。

違いと言えば、
・ビキニカウル(ライト周りを覆うカバーみたいなの)
・フォークブーツ(フロントフォークを覆うカバーみたいなの)
・シートのデザイン
・USB Type-C 電源搭載
・前後ドライブレコーダー標準装備

という所でしょうか。あとは、専用のカラー設定がある点。
ドライブレコーダーを「標準装備」というのは
バイク界では非常に珍しいですね。

レンタルでしたので、当然動画データは見れませんでしたが、
結構画質良いみたいですよ。


サイズは
全長2250mm 全幅785mm 全高1140mm 軸距1520mm

スポーツクルーザーという位置付けですが、
アメリカンほどのサイズ感はなく、車体も意外とスリムです。
見た目に反して意外と曲がりやすかった。
峠も攻めようと思えば、って所ですが、そこはクルーザー、
ステップは低めなので油断してるとすぐ擦りますよ。
私は2度ほど擦りました。

車両重量は178kg。割りかし軽い方ですね。
取り回しは非常にしやすいです。ハンドル角も切れるので
意外と動かしやすい。低重心が効いているのか
特に重さも感じません。車体に腰を寄せる必要もない。

小柄な女性や初心者の方でもこれならば大丈夫だと思います。
400ccクラスの中では扱いやすいバイクなのは確かです。





これがビキニカウル。
ノーマルでこのかっこよさはズルいですね。

まるでカスタムしたかのような衣装感。
それでいていかにもなオラオラ感は皆無。

「カウル付けたいけど、いかにも族車っぽいのはちょっと・・・。」

という絶妙なところを突いたデザインだと思います。
良い意味で「普通にカッコいい」です。
私もいかにもなビキニカウルは苦手ですが、
これくらいなら、むしろめちゃくちゃ良いと思います。

風防効果は・・・もちろん期待するほどではありません。
無印のエリミネーターこそ乗ったことがありませんが、
走行風はガンガン当たります。そりゃもう全身に。
無いよりはマシ、っていう程度でしょうね。

ライトはLED、夜は走ってないので明るさは未知数ですが、
暗めで長めのトンネルを走っても全く問題なかったので、
モンキーちゃんよりは数段明るいでしょうね。


ライトの下に見えるフォークブーツも良い仕事しています。
そもそもは、飛び石などからフォークを守ってくれる物だそうで。
見た目の観点から付けられる方も多いパーツですね。

私も好きです、エリミネーターにもよく似合ってる。





ハンドルはブラックのバーハンドル。
シルバーも艶っぽくて良いですが、
ことエリミネーターにとっては黒の方が似合うでしょうね。

ハンドル幅もちょうど良く、程よく付いた角度も好印象。
私としては若干前傾になってしまうのが惜しかったですが、
一日走って極端に疲れた、という事はありませんでした。

ミラーは交換してるっぽかったですね。カッコいい。
見た所、おそらくですがタナックスのミラーかな?
しっかりしてて結構良さそうでした。見やすいし。

自分も、もし買うならこういうミラーに変えてたかも。
他がカッコいいだけに純正の丸っこいミラーが
なんだかアンバランスな気がしていたので。


分かりにくいですが、右手側のミラー根元にはUSBポートが。
SE専用の標準装備なので、無印の方はオプション扱いですが、
スマホマウントされる方は便利で良いですね。Type-Cです。
私は個人的にスマホマウントは見た目の観点でしたくないので
あまり恩恵を感じません。振動でスマホ壊したくないし。
道に迷いながらのツーリングも乙なもんですよ。


アシスト&スリッパークラッチが搭載されているそうですが、
効いているかが分からなかった。十分軽いんですけどね。
どっちやねん、って感じですよね。

モンキーちゃんがそんな機能も無くめちゃ軽だったので、
それに慣れちゃってたのと、アシスト&スリッパークラッチが
私にとって初体験だったので、どれくらい効くのか未知数でした。
前回借りたメテオには同機能が付いてなかったはずなんですが、
それでも特に重いとは感じなかったんです。
※2026年式から標準装備になったそうです。

同機能の付いたエリミネーターと、付いてないメテオ。
正直違いが分からない。※すみません、私握力強めです。
だから「あれ?」ってなった。そういう意味です。


ただ、シフトチェンジの時の挙動は
びっくりするくらい滑らか。
これぞアシスト&スリッパークラッチの真骨頂か。
全体的に滑らかに運転ができました。






メーターはこんな感じ。
パッと見ごちゃついてますが、案外見やすいです。

上からタコメーター、時計、速度計、
右側にシフトインジケーター、下にオドメーター兼トリップ。
一番下に燃料計。

メーターの外側に各種警告灯やインジケーターが勢揃い。

シフトインジケーターがやっぱり便利だ。
メテオの時も思いましたがとっても走りやすい。

無くても絶望はしませんが、
可能であればぜひつけて欲しい機能ですね。





ボテっとしたタンクは容量12Lとやや少なめ。
燃費はWMTCモード値で25.7km/L(カタログ表記)
400ccの水冷としては、まあ標準的な燃費なのかな。
GBやメテオの低燃費と比べるのは酷ですかね。

今回は262.4km走り、ガソリンは9.41L入れたので、
実燃費としては27.8km/Lという結果に。
半分以上が高速だったのは大きい。街乗りメインだと
そうは行かんやろうな。と思っていますが。

航続距離としてはタンク容量が邪魔をして
ギリギリ300kmを超える感じ。少々物足りない?
タンク容量がせめてあと2Lでもあればなぁ。
複数でツーリングに行く時は給油タイミングで
同行者に気を使っちゃうかも知れません。





エンジンは水冷の並列2気筒398cc。
DOHCの4バルブです。
馬力は48PS/10,000rpm
37N•m/8,000rpm

結構な高回転型。最大馬力を10,000回転で?
そんなん回した事ない。何キロ出んの?
調べたら160km/hは出るみたいですね。
いつ出すの?今でしょ

ちなみに、高速道路を走った時のメーター読みでは、
100km/hを5,500回転、
80km/hを4,500回転、
60km/hを3,500回転あたりで
それぞれ出してました。

結構余裕がありますね。
さすがNinja400のエンジン。
クルーザーと見せかけて、中身はスポーツバイクという、
一見すると「は?」な構成ですが、これがなかなか面白い。
若かりし頃、ちょこっとだけ乗った
友人のエリミネーター250の記憶が呼び起こされる。
どう見てもアメリカンなのに、高速を少し走って驚かされた。
250ccのくせにあっという間に100km/hに到達し、
走りながら「え!?何これ!?」と叫んでいたのを覚えています。
昔のモデルとは言え、コンセプトは同じなんだと安心しました。
見た目は大きく変わっても、やっぱりエリミネーターでしたね。

ちなみにですが、Ninja400と共通のエンジンな上、
チューニングや各種設定もそのままだそうです。
違いは、後ろのスプロケット(後輪側のチェーンを巻いてる歯車)
を2丁(2サイズ分)大きくしただけ。
それだけでクルーザーとして出すなんて、
カワサキはド変態思い切りがすごいですね。


本来100km/h以上は怖くて出せない宮地なのですが、
エリミネーターは余裕があって比較的大らかな気持ちで
高速を走れました。400ccでこれなら、大型になると
もっと持て余す余裕なのだろうか。

100km/hの巡航に関しては、当たり前ですが
前回乗ったメテオ以上に余裕があって安定そのもの。
静けさすら感じました。エンジンが頑張ってる感じがしない。
250ccが全力疾走なら、400ccはジョギングしてるみたい。
「100km/hってこんなもの?」とすら思える。
良く言えば頼もしい。悪く言えば面白みがない。

誤解の無いよう補足しますが、
性能はめちゃくちゃ良いですし、エンジンも余裕があって
とても良いエンジンです。良すぎた故にむしろ静かに感じたので
その「エンジンの静寂性」について触れました。
振動も少なく、うるさいはずの高速道路で
静けさすら感じたのが個人的に色んな意味で衝撃でした。
戸惑っていた、という方が正しい表現かも知れませんね。
しつこいですが、非常に素晴らしいエンジンだと感じたのは
しっかりとお伝えしておきたい。


安心感はメテオ以上ですが、高揚感はメテオが圧勝。
乗っていて楽しいのがメテオなら、
安心して高速を走れるのがエリミネーターという感じ。
趣味として楽しむならメテオを選びますが、
通勤の足(高速使う)ならエリミネーターを選びますね。
ただ、あくまで私は趣味に一票、ということでございます。


エンジン周りの見た目としては、
個人的にはエキパイ(エンジンとマフラーを繋ぐ排気パイプ)
のぐにゃぐにゃ感が気になる。当然理由あっての事でしょうけど。

ビームスから2本出しマフラーと黒い真っ直ぐなエキパイが
出てるっぽいので、もし買うのなら是非これに交換したい。

私が仮にエリミネーター400を買うなら、
グレードは当然SE、そして色はブラックにして、
パーツも含めた車体全てを可能な限り真っ黒にしたい。
本来は私の趣味ではありませんし、悪趣味かもしれませんが、
エリミネーターなら逆にアリかと。そう思える魅力がある。
バットマンに出てくるバットモービルみたいな感じです。





積載性は皆無に近いです。
荷掛けフックすらありませんので、
そういう意味ではモンキーちゃんクラスの積載性の無さ。
オプションさえ付ければどうとでもなるでしょうけれど。

シートは見ての通りセパレート式。
タンデムシートとの間に隙間があるので、
見た感じ恐らくですが、ローダウンシートに交換されてそう。

純正シートでシート高735mm、ローダウンで715mm。
足つきは当然ながら余裕。両足べたべた付きます。
これは良い。これだけでバイクを扱う難易度が大きく下がる。

ローダウンで座面が薄めだからか、他のインプレで聞くほど
シートは「柔らかい」とは感じなかったです。
モンキーちゃんやメテオよりは確実に硬かった。

でも、極端にお尻が痛くなることも無かったので、
「めちゃくちゃ硬い」と言うほどでもないのかな。
ただ、お尻の底付き感は若干あり、少々気になりました。
だからこそ、余計に純正シートの柔らかさが気になる。


タンデムシートは「木製かな?」と思うほど硬かった。
木製は冗談でも、発泡スチロールくらいの弾力。
指で押しても体感1mm。ほんの少ししか沈まない。本当に硬い。
これは座らなくても分かる。絶対にお尻が痛くなります。
5分と座っていられないでしょう。

タンデムをする予定がほぼゼロであれば問題ありませんが、
日常的なタンデムツーリングをご検討中の方は
同乗者のお尻を守る為にも絶対に候補から外した方が良い。
それくらい硬いです。

どうしてこうなった。





シート下はこんな感じ。ETCの車載器もここに入っています。
ETCはどちらのグレードも標準装備みたいですね。
非常にありがたい。ETC車載器って、工賃も含めると
5万円くらいはすると思うんですよね。でも、
ETCは無いとめちゃくちゃ面倒。車より遥かに面倒です。


いちいち料金所で止まってグローブ外してチケット取って、
チケットをポケットにしまって、グローブ付けて発進。
また次の料金所で止まってグローブ外して
ポケットからチケット取り出して機械に差し込んで
お財布出して現金入れておつりもらおうと思ったら
おつり落としちゃってバイク降りて泣きながらおつり拾って
後ろの車にぺこぺこ謝って拾ったおつりをお財布に入れて
お財布をポケットにしまってグローブ付けて
またバイクに跨って発進しようとしたらエンストしちゃって
後ろの車に会釈して再始動して発進。



文章打ってても面倒くさかった。

こうなることが安易に予想される上に、それが非常にストレス。
折角のツーリングの良い気分が台無しになりますので、
費用対効果は絶大。ETCは絶対に付けましょう。





左右2本のサスペンションはやや硬め?かな。
個人的には嫌だと言う程でもない硬さですが、
大きめのギャップを拾った時に、少々腰にキました。
タンデムシートに座っている方はもう地獄だろうな。
プリロード調整は可能らしいです。

ブレーキは前後とも問題なく効きました。


マフラーはぶっといですね。好き嫌いは分かれそう。
車体がスリムなだけに、少しアンバランスな気もします。
マフラーをもう少しスリムにした2本出しがより良いかも。
先ほど触れたビームスの二本出し。あれはかっこいい。
良かったら調べてみてください。惚れますよ。

排気音は静かです。
良くも悪くも中型って感じ。
私は排気音の「音量」にはあまり興味ありませんので、
静かである分には「非常にありがたい」と感じます。

鼓動感のある空冷単気筒の素晴らしい「音質」には
興味アリアリですが。もちろん規制に則った範囲でね。



長くなりましたが以上です。

総評は・・・う~ん・・・75点!!

厳しめかもしれませんが私の個人的な評価です。
売れ行きが非常に好調なのも頷けますし、
非常に良いバイクだとも思います。
何よりカッコいいしね。


特に良かったのは
・見た目がめちゃくちゃ良い(「何これ超かっこいい」レベル)
・走行性能が高い。高速も余裕。
・軽い。取り回しがすごく楽。
・全体的に滑らかな運動性能。ガコガコしない。


ネックになったのは
・水冷で高回転のスポーツ型であること(鼓動感欲しい)
・タンデムシートが硬すぎる(やっぱ木製やろコレ)
・航続距離が短い(燃費かタンク容量どちらかで稼いで欲しかった)
・金額じゃあZ650rs買うやん
・全体的に滑らか過ぎて運転の楽しさは半減?(ホンマごめん)


割と私が重要視するポイントが総じて惜しかった。
特に滑らか過ぎる運動性能が、大きな長所であり短所に感じました。
そして、最大のポイントは、やっぱりメテオ350が良すぎた点。

前回のメテオ350に乗った後の余韻。
鼓動感と、排気音、風と一つになった感覚が、
4ヶ月経った今でも何度も蘇り、どうしても忘れられない。
エリミネーターがダメなんじゃない。
メテオ、いや、クラシックやブリットもきっとそうだ。
ロイヤルエンフィールドの350ccクラスのエンジンが
自分にとって最高過ぎるだけなんだ。と思っています。
大きく言えばGB350やSR400などの空冷単気筒。
ああいうのが好きなんだ。ただそれだけなんだ。

これはもう、Z900rsだろうがYZF-R1だろうが
他のどの人気バイクに乗っても同じ結果でしょう。
好みの乗り味ではない、というだけです。


エリミネーターでのツーリングも楽しかった。
確実に楽しかったのですが、メテオ程では・・・。
この差は大きかった。ゆえにこの点数です。

エリミネーター乗りの方、またエリミ崇拝者の方。
大変申し訳ございません。

何度も言いますが、めちゃくちゃ良いバイクです。
かっこいいし、走りも素晴らしい。
私にとってメテオが違った角度で(それも私に深く刺さる角度で)
素晴らし過ぎただけだと思います。

あくまで私にとっては、という所を強調しておきたい。
本当に良いバイクでした。ありがとう。

という訳で、今回はここまで。
このバイクにしては酷評に近い点数をつけておきながら、
次回は旅編をお送りします。



それでは、また。

BRIDGE WORKS 宮地 康行
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